手作りっていうのは、お客さんの立場からすると、付加価値だと思います。あえて手間のかかる方法で作ってもらったという価値であったり、好きな職人さんに作ってもらったという価値であったり。職人目線な意見ですけど(笑)そこには機械とか既製品とか大量生産じゃ伝わりにくい「何か」があると感じでくれているんですよね。職人の立場から見ても同じです。想いや考え、こだわりがあって、それを自らの手で注ぎ込むわけです。優先すべきはお客さんの想いですから、実際はそういうのが表に出ることは稀ですけど、作品のひとつひとつに思い入れがあります。作品を見たら想いがこみ上げてきますよ。

 手作りっていっても実際は機械に頼らなければいけない部分もあるんですが、うちの手作りは磨き以外は全部手作り。地金を叩いて伸ばして削って、全部手作業。すごい大変(笑)そりゃもうパソコンに向かってデータ作ってる方が楽ですよ(笑)でもやっぱ手作りしてるときって楽しいですよね。もともとインディアンに惚れ込んで始めたんですけど、なんかそういうの感じられるっていうのかな。超自然のパワーみたいな(笑)もちろんどんな作り方でも手を抜いたりはしませんよ。それはやっちゃいけない。お客さんに失礼だし、何にでも全力っていう主義に反するし(笑)でも手作りは楽しい。すげー楽しい(笑)

 でも手作りって言うのもどうかなって思う。見た目は手作りだけど、本当は全身で作ってますからね。ほんと頭のてっぺんから爪先まで全部。本当の手作りってのは手で作っちゃ駄目なんですよ。だから手作りじゃなくて、何だろ、全身作り?逆に手で作ったものなんて「手作り」って言っちゃいけないのかも。
 まぁ呼び方なんて何だっていいんだけど、要は職人は魂込めて作ってんだ!ってのを、たまには叫んでもいいんじゃないかと(笑)
 そういうのはいらないって言われるんですけど、実際はそういうのを付加価値として感じてくれてるお客さんもいるわけですからね。逆にそういうのを売りにしてもいいと思います。大量生産と一緒にすんじゃねぇ!みたいな(笑)

 だから注文をもらうときに、お客さんの想いに感動しちゃって、泣きながら作ったことあるもん(笑)
 そこが機械と手作りの違いですよね。人工知能が完成するまでは負けませんよ(笑)

一生宝物にできるジュエリーとレザークラフト。手作りにこだわりオーダーメイドやカスタムも承ります。